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我在杭州留学生活

1999年、高校2年生の時に国際交流で訪れた杭州の地。その後、大学、大学院、9年の社会人生活を経て、杭州で留学生となった男のなんてことない日々の記録。

中国人

先日も書いたように、月〜金の午前中、留学生向けの授業があります。
もちろん学生は皆留学生なので、そこで接することができる中国人は先生の一人。

本来所属している修士課程の中国人の同級生や指導教官とは週に一度しか会うことができず、正直なところせっかく中国に来たのに、
ぼーっとしていると中国人に接する機会が少なくなってしまうことを実感しています。

僕の中国語は、語学留学未経験にしてはかなり話せる方なのだと思うのですが、
周りの人たちはほとんど、1年語学留学したのちに留学してきているためペラペラです。

僕が少し話せることなど、自慢にも何にもならず、「君の中国語はなんでそんなに拙いの?」という感じです。

一年間時間の猶予があった人たちに、働きながら死にそうになりつつ身につけた俺の気持ちなんか分かるものか、と本気で悔しく思いますが
結果が全てなので、今自分の力がまだまだ足りないことを認め、

もっと中国語頑張らなければ、と常々思っています。


ただ、周りの留学生に比べると僕は結構中国人の友達が多い方だと思います。
中国人との出会いを常に必死で探してるからです。笑

こちらの人は、社交辞令が上手く、本音と建前を使い分ける日本人と異なり、顔を見ただけで自分に興味があるか無いかはすぐにわかります。

1度興味を持ってくれると知らない人でもかなりジロジロ見てきます。笑

敏感な人は、持ち物や服装、髪型で僕が日本人であることをすぐ見抜くようなのです。


こちらに興味がない人は、本当にストレートなので、どんなに笑顔で話しかけても「だから?」という感じで話を切られるのですが、

日本に好意を抱いてくれる人はすごくよくしてくれます。

最近数人の友達ができました。留学生同士で仲良くしている周りの人たちには、「いつの間に?」と本当に驚かれています。

一人は、以前にも書きましたが、ユースホステルのお姉さん。
近くのカフェで度々会い、おしゃべりをしてくれます。とってもいい人です!

もう一人は、大学の学生カードに食堂で使う分のお金をチャージする時、行列で僕の前に並んでいた、阿標という青年。
版画だったかな?が専門ですが、卒業が遅れ、「今3年生で25歳だよ、学部生の中ではだいぶオジさんだよ、あはは。」
といってました。笑
そこで日本の話で盛り上がり、仲良くなって連絡先を交換しました。
彼は学業の傍ら、革製品を製作しており、商品として販売している模様。そちらの方が忙しいようですが、日本語に興味があるようで、
今度、互いの言語を教え合う、「相互学習」をすることになりました。

あとは学部の学生たち数人や、同じ院生で過去に日本語を勉強していた女性、宇陽などがいます。
彼女はほぼ毎日のように連絡をくれ、学食に中国人の友人を引き連れて一緒に来てくれます。
来週上海の友達の家に一緒に遊びに行かないか?と誘ってくれました。
予定があり行けなくて残念(T_T)

そして最近一番仲がいいのが、僕が良く行くカフェの店員の阿良です。
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ちなみに阿標、阿良の「阿」というのは、日本で言うところの「くん」「ちゃん」に当たるような漢字で、
中国南方の人が良く使うようです。名前の一文字に阿をつけて、愛称として呼ぶようです。
ちなみに北方の人は「阿」をつける習慣がなく、つけると嫌がられるようです。


阿良は、カフェに一人で行った時に仲良くなり、
連絡先を交換して、日本語覚えたい、と言っていました。
僕が宿題や中国語の勉強をしていると色々話しかけてきてくれます。

先日、「アイスコーヒーの新作が出たから飲んでみて!」と言って、タダでコーヒーをくれました。

お礼にと、数日後、沖縄から持ってきた「紅芋タルト」を彼に3個あげたら喜んで、仕事中にも関わらずその場で食べ、「美味しい!」と言っていました。笑

そこで黙っちゃいないのが中国人、カフェの外から「桂花」の花びらを取ってきて、「桂花茶」を作ってくれました。少しお洒落にレモングラスが混ぜてあって、すごく飲みやすくて美味しかったです。
香りが本当に良かった。
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ここには大体週に一度行くのですが(このカフェ安くないので頻繁には行けない)、

行くたび「君をこの数日見かけてないぞ、何してたんだ!何で来ねぇんだ!?」という感じで構ってくれます。笑

昨日はタイ風のサラダ(これなんていうんでしたっけ?)を作って出してくれました。もちろん無料。
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行くたびにタダで何か振舞ってくれるので、「本当に気をつかわないで!」というのですが、、、。

これからも続くのだろうか。笑
なんだか申し訳ないけど、
不甲斐なさに凹む事も多々ある中で、
自分の周りにこうして良くしてくれる人がいるのは、本当にありがたい事だと思います。
中国語がんばろ!




国慶節

こちらは国慶節に入りました。
国慶節とは中華人民共和国の建国を祝う祝日で、10月1日から7日までです。
この時期は中国の学校は完全にお休みです。
また、様々な公共機関も同時にお休みとなっています。

僕も授業はないですが、先生から課題として出されている本を読まなきゃいけないです。
また、作品も仕上げなくてはなりません。
これまでは図書館の本を借りて読んでいたのですが、
書き込んだりできなくて不便なので、今日は本屋に探しに行ってきました。

百度バイドゥ・中国のGoogle的存在のサイト)で「杭州で一番大きな本屋」と検索して、見つけた本屋に行ってきました。
その名も「Boku 博庫書城」という店。
広さ的には新宿のサザンテラスの方にある紀伊国屋の4倍くらいあるのではないでしょうか。ただ、4階までしかありません。

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とにかくデカイのですが、カフェもあってお洒落です。
書道関係の本も日本ではありえないくらい充実していて、最高でした。

そして課題の「中国思想史」の本を探すのですがなかなか見つかりません。
中国哲学」のコーナーを探しても見つからず。。。

諦めて、適当に歩いていたら視界に入りました!!!
やった( ´ ▽ ` )ノ
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というわけで興奮して、帰りは見かけた日本料理屋でチキン南蛮を。確か48元(750円)くらいだったかな。
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高い。普段の1日の食費以上ですね。笑

味は完全に日本風ではありませんが、まあ、まずくはなかったです。

山水画の授業

僕は今回のこの留学には修士課程の学生としてきていて、
指導教官の授業が週に1度程度あるという感じなのですが、

それ以外にも、留学生の修士課程の学生向けに
大学の中の国際教育学院主催の授業があります。
こちらは月曜から金曜まで週5、朝9時から12時まで。
今回の学期については、前半が中国画、後半が書道。
中国絵画を学びたかった自分にとっては最高のプログラムです。

昨日はその授業の初回ということで、特別に山水画の大家である林海チュウ(金偏に中)先生の講義がありました。
お話の内容はほとんど聞き取れませんでしたが、録音したので、これからじっくり聞きたいと思います。

また、授業の後半では、実際に作品を書いてくださいました。
先生の絵は本当に生き生きとして深みがあり、言葉で表現するのが難しいのですが、
見ていてとても興奮しました!(写真撮ったはずなのに見当たらない。泣)



そして今日は、国際教育学院の戴先生という三十代の女性の先生の授業でした。
山水画、というか中国画そのものが初めてでしたが、温かい雰囲気で参加できて助かりました。

最初の50分間は縦横80センチくらいに、約5ミリの幅の直線を引く、というものでした。
正直、書のように起筆で力を入れて太い線を長く引くのはそんなに難しくないのですが、これは細く、力を入れてはいけないとのことで、本当にブレブレ。泣

ブレブレすぎてダサいので写真はアップしません。笑
その後、枝の練習。
下手くそですが、最高に楽しかったです。
お手本
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僕が練習したもの。途中で力尽きました。笑
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早く上手く描ける日がきますように。




そしてこの授業にはクラスメイトが数名います。
韓国人が2人、中華系マレーシア人が1人、中華系イギリス人が1人、リトアニア人が1人、ポーランド人が1人、そして自分という感じです。
みんないい人たちで、授業はとても楽しいです。

とくにマレーシア人のズアンとリトアニア人のギラタは仲良くしてくれて、本当に助かっています。
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もっと言葉が上手くなって、深く交流したい!!

ようやくの一枚

今日は朝の9時から「2017届书法系博士、硕士论文开题会」という、博士修士を今年度末に卒業する人達が、論文のタイトルとその構想を発表する会がありました。

その前に学食で朝ごはんを食べ、図書室で昨日先生が課題に挙げた本を確認。分厚っ

 

本当に13日までに読めるのでしょうか〜泣

そして読んだところで、この内容を基にした授業についてけるのか??

 

泣きそうになりながら、論文开题会の会場へ。

時間を少し過ぎていた事もあって、既に席が無く、仕方がないので違う階の教室へ借りて来ました。会場は熱気ムンムンです。

 

肝心の内容はというと、日本と違い段取りが悪く、人によって発表時間がまちまちだし、パワポを読み上げるだけの学生もいたりと、なぜ事前にそういう事を統一しないのか、見ていてイライラしました。笑

先生たちは先生たちで学生の話を聞きながらスマホをいじったり、タバコを吸ったり自由にしています。笑

さらに…、飽きたら外に出て行きます。爆

 

一方、学生達も我が強くて、先生方の指摘に対して、思い切り反論していました。日本だと2度と指導してもらえないのではないかと思うくらいに。

カルチャーショックばかりでしたが、面白かったです。

そして学生達の発表の内容にも刺激を受けました。言葉がほとんど分からないのが辛いところではありましたが、パワポに書いている意味は当然ながら90パーセント位は理解できました。

 

 

夜は自分の部屋で課題の臨模。

楷書、篆書、隷書の順に書きました。

2ヶ月ぶり位にまともに筆をとりました。下手くそなので写真にはぼかしを入れつつ、笑

でもこれが中国に来て最初の書だと思うと不出来でも愛おしく思えます。

 

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言葉の面でフラストレーションの溜まることは多いですが、

こんな風にやりたいことに熱中できて幸せです。 

 

指導教官決定

中国に来てからというもの、1番の不安が指導教官が誰になるかということでしたが、今日、希望していた通り、先生が決まりました。

 

先生の博論の研究スタイルに憧れていたので、本当に嬉しい限りです。

 

数日前、事務室に顔を出した際には「院生を全員集めた会議の場で、それぞれ担当教官と研究室を振り分けます、その時面接も行われるかも知れません。」とのこと。

 

面接で自分の考えや思いを少しでも上手く伝えられるようにと、中国語を勉強するため入学式にも参加せず、この数日部屋や図書館やカフェで勉強していました。
最悪の結果を想像しては暗鬱な気持ちでした。笑

 

昨日はメンバー決定後、先生が同じ研究室のメンバーを集めてオリエンテーションをしてくださり、

10月13日までに
・唐楷の臨模
・漢代の八分隷の臨模
・金文もしくは清篆の臨模
・『中国思想史』という3冊セットの本、及び『書法是万人之芸術』という本を読む。

という課題を笑顔でお出しになりました。

 

 

思想史の方が割とガチな本です。
この2週間で本当に読めるのか、読んだとしてそれを基に授業が受けられるのか心配ですが、頑張ります。


いや〜ここまで順調過ぎる位に順調です。

 

階段を登ったらそこは

今朝ルームメイトのリースと図書室に行って、カードがまだ使用できないというので、仕方なしに図書室の先生に言われた事務室へ向かい、6階へ駆けのぼったら、普通に屋上でした!!ワオ

 

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日本じゃ今は大学の屋上って立ち入れないですよね。

いやー、僕は高いところ大好きなのでテンション上がっちゃいました。

しかも世界遺産の西湖が見えます。

 

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ちなみに、大学は西湖までは徒歩3分のところにあります。

週末はすごい人なのですが、平日はとても気持ちがいいのでたまに行ってはのんびりしています。

贅沢な時間を過ごさせてもらってます。

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もっと天気の良い日に撮りたい。笑

四季で西湖がどんな風に変化していくのか、これからが本当に楽しみです。

 

ランチは、昨日新たに来た日本の某女子大の子達とともに、いつもの蘭州拉麵へ。

安定の美味しさ。

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さすがは美大

今日学校の一階を歩いていると学内で展覧会をやっていました。

 

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なんと今日1日限定の展覧会らしい。

1日のためにこんな立派な、日本の大学が絶対作れない様なオシャレでちゃんとしたポスターかかげて、、、??

本当贅沢。

 

清代の江南地区の絵画が中心で、すべて学校のコレクションらしいです

いやー、眼福。。。

 

 

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ちょっと研究のネタになりそうなものも発見しました。揚州八怪との関連で。

いやー、この学校に来て本当に正解だったのかも知れないです。

 

惜しむらくは一緒にいたリースがお腹空きすぎて、観るのあとにしようと言ってきた事。笑

お前、中国画専攻するんじゃないんかい!!笑

 

リースとお昼を食べたあと、wifiスポットを求めたリースと別れて、1人で寮に向かって歩いていると

1人の留学生らしき人が重そうな荷物を汗だくで運んでいたので手伝ってあげました。

 

運びながら話をすると、彼はタイから来て彫刻が専門とのこと。

運んだ先は校門。校門まで友人が車で迎えに来てくれて、もう一つの、象山というところにある校舎まで運ぶらしいのですが、校門に置いてあった彼の作品が素晴らしすぎて…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ワオ!!

 

叫んでしまいました。笑

 

 

 

彫刻が専門で仏像作ってるなんて、凄すぎます。

彼と運んだものは工具の詰まった箱だったのですが、

1人で運ぶの相当大変だったみたいで喜んでくれました。

そう言ってもらえてこちらも嬉しかった。

 

お互いの部屋番号を確認して、今度ゆっくり話そうという事になりました。

 

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よろしく〜