中国人
先日も書いたように、月〜金の午前中、留学生向けの授業があります。
もちろん学生は皆留学生なので、そこで接することができる中国人は先生の一人。
本来所属している修士課程の中国人の同級生や指導教官とは週に一度しか会うことができず、正直なところせっかく中国に来たのに、
ぼーっとしていると中国人に接する機会が少なくなってしまうことを実感しています。
僕の中国語は、語学留学未経験にしてはかなり話せる方なのだと思うのですが、
周りの人たちはほとんど、1年語学留学したのちに留学してきているためペラペラです。
僕が少し話せることなど、自慢にも何にもならず、「君の中国語はなんでそんなに拙いの?」という感じです。
一年間時間の猶予があった人たちに、働きながら死にそうになりつつ身につけた俺の気持ちなんか分かるものか、と本気で悔しく思いますが
結果が全てなので、今自分の力がまだまだ足りないことを認め、
もっと中国語頑張らなければ、と常々思っています。
ただ、周りの留学生に比べると僕は結構中国人の友達が多い方だと思います。
中国人との出会いを常に必死で探してるからです。笑
こちらの人は、社交辞令が上手く、本音と建前を使い分ける日本人と異なり、顔を見ただけで自分に興味があるか無いかはすぐにわかります。
1度興味を持ってくれると知らない人でもかなりジロジロ見てきます。笑
敏感な人は、持ち物や服装、髪型で僕が日本人であることをすぐ見抜くようなのです。
こちらに興味がない人は、本当にストレートなので、どんなに笑顔で話しかけても「だから?」という感じで話を切られるのですが、
日本に好意を抱いてくれる人はすごくよくしてくれます。
最近数人の友達ができました。留学生同士で仲良くしている周りの人たちには、「いつの間に?」と本当に驚かれています。
一人は、以前にも書きましたが、ユースホステルのお姉さん。
近くのカフェで度々会い、おしゃべりをしてくれます。とってもいい人です!
もう一人は、大学の学生カードに食堂で使う分のお金をチャージする時、行列で僕の前に並んでいた、阿標という青年。
版画だったかな?が専門ですが、卒業が遅れ、「今3年生で25歳だよ、学部生の中ではだいぶオジさんだよ、あはは。」
といってました。笑
そこで日本の話で盛り上がり、仲良くなって連絡先を交換しました。
彼は学業の傍ら、革製品を製作しており、商品として販売している模様。そちらの方が忙しいようですが、日本語に興味があるようで、
今度、互いの言語を教え合う、「相互学習」をすることになりました。
あとは学部の学生たち数人や、同じ院生で過去に日本語を勉強していた女性、宇陽などがいます。
彼女はほぼ毎日のように連絡をくれ、学食に中国人の友人を引き連れて一緒に来てくれます。
来週上海の友達の家に一緒に遊びに行かないか?と誘ってくれました。
予定があり行けなくて残念(T_T)
そして最近一番仲がいいのが、僕が良く行くカフェの店員の阿良です。
ちなみに阿標、阿良の「阿」というのは、日本で言うところの「くん」「ちゃん」に当たるような漢字で、
中国南方の人が良く使うようです。名前の一文字に阿をつけて、愛称として呼ぶようです。
ちなみに北方の人は「阿」をつける習慣がなく、つけると嫌がられるようです。
阿良は、カフェに一人で行った時に仲良くなり、
連絡先を交換して、日本語覚えたい、と言っていました。
僕が宿題や中国語の勉強をしていると色々話しかけてきてくれます。
先日、「アイスコーヒーの新作が出たから飲んでみて!」と言って、タダでコーヒーをくれました。
お礼にと、数日後、沖縄から持ってきた「紅芋タルト」を彼に3個あげたら喜んで、仕事中にも関わらずその場で食べ、「美味しい!」と言っていました。笑
香りが本当に良かった。
ここには大体週に一度行くのですが(このカフェ安くないので頻繁には行けない)、
行くたび「君をこの数日見かけてないぞ、何してたんだ!何で来ねぇんだ!?」という感じで構ってくれます。笑
昨日はタイ風のサラダ(これなんていうんでしたっけ?)を作って出してくれました。もちろん無料。
行くたびにタダで何か振舞ってくれるので、「本当に気をつかわないで!」というのですが、、、。
これからも続くのだろうか。笑
なんだか申し訳ないけど、
不甲斐なさに凹む事も多々ある中で、
自分の周りにこうして良くしてくれる人がいるのは、本当にありがたい事だと思います。
中国語がんばろ!